ADHDについて~特別支援学級の子どもたちの実態を把握しよう~

 みなさん、おはようございます。

取りあえず2日間働き、休日に入っております。

コロナが広まっており、職場では夕方になると自分が調べなくても

誰かが「今日は~人だよ」「○○市は~人だぞ」と話しています。

サイトを開かなくても教えてくれるので、とても楽ですw

自分にできることだけに目を向けて自己防衛したいですね。

 

さて、今日はADHDについて書いていきます。

今年から、特別支援学級の担任になりました。

特別支援の免許もなく、支援学級の担任をした経歴もありません。

約10年間ほど小学校に勤めたくらいです。

そんな私が担任です。

日本の教育システムとかを批判したいところですが、

批判しても現実は変わらないので、

取りあえず、理論武装をしようとなりました。

でもお金はかけたくないので、ネットでまずは検索。

うーん、知りたい情報があまりない。

少しはありましたが…

ということで関連書籍読もうとなりました。

こんな時は、やはり本に限ります。

しかし、これまた教育関係の本は高いこと。

メルカリ等にも中々出回っていません。

需要と供給の関係なのでしょう。

教育書は専門書の部類に入るのかもしれません。

そんな中でも見つけました。

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発達障害 僕にはイラつく理由がある」 (出典元 amazon

漫画でストーリーが進むので非常に読みやすいです。

また、各章の最後には周りの人の対処方法が書かれています。

非常におすすめです。

近くの市民図書館にありました。

他にも自分が在籍している小学校に関連書籍が置いていることもあります。

様々な本も読んで、取りあえず意識していることを下に述べます。

 

①切り替えに時間がかかる。

遊びから勉強、やってはいけない遊びを止める等、活動の切り替えがADHDの子どもは苦手なようです。活動を切り替えようとしてもすぐには辞めることができず、知らない人から見たら、「まだやっている」と怒るかもしれません。けど、活動を切り替えようとしているようです。ということなので

・指示を出したら少し待つ。

・時間がかかっても指示が通ったら褒める・感謝を伝える

というのを意識しています。

誰もが持ちたがらないクラスの子ども。

誰も指導の正解を見つけていないのが現状です。

取りあえず、この方法を採用しています。

 

②自分がお手本になる

少し前の記事でミラーニューロンの話をしました。

周りの人々の行動や言葉を真似る神経が人間には備わっています。

まずは、自分からということで。

例えば

・礼儀正しい言葉を使う。

・身に付けてほしい習慣を示す

(外靴と上靴を履き替える、掃除、給食の片づけ、友だちとの接し方、約束を守る等)

子どもに行動や考え方を染み込ませるイメージです。

続けていきたいものです。

 

③心の安定の上に学習態度がついてくる。

イライラしていたら学習どころではありません。

学習に向かえない時は、その子どもが好きな活動でまずリフレッシュします。

ボードゲームや音楽鑑賞等で10分ほど過ごした後に、学習を進めると

うまくいくことが多いです。

 

④運動を積極的に取り入れる。

運動をしていると落ち着きます。

例えば、ボードゲームで負けて、イライラしていたら、少し散歩に誘います。

歩いていると少しづつ穏やかになります。

その後、少しだけふり返ります。

 

⑤刺激を少なくする

ボールがあると蹴りたくなる。

この言葉の通り、何かがあるとしたくなることがたくさんあります。

なので、できるだけ刺激を減らします。

・ボールは、見えないところに隠す。

掲示物を減らす。

・言葉かけを減らす・

・落ち着かない場所にできるだけいかない。

(たくさんの人がいる場所:全校集会等)

どうしてもの時もありますが、最大限、努力をしたいと思います。

 

⑥はっきり伝える

相手の感情を読みにくいです。

なので、はっきり短く伝えます。

・痛いです。

・嫌です

・ダメです。

相手の目を見ながら大きな声で言うといいかもしれません。

 

とまあ、本を読んで少し意識しながら過ごすと、たまにうまくいくときがあります。

ダメ元スタートなので、色々と試しやすいですね。

最初は不安Maxでしたが、やはり理論武装するとすこしは不安もなくなるものです。

下準備は大切ですね。

また、今後の経過を書いていきたいと思います。

皆さんの助けになれば、これ幸いです。

ではでは~