発達障害の子どもの将来について~「図解 よくわかる大人のADHD」を読んで~

皆さん、おはようございます。

本を一気読みをしたので、ブログを連載しているところです。

さて、今日、おそらくラストの投稿になる中で、

紹介する本はこちら

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「図解 よくわかる大人のADHD」(出典元 amazonより)

気になったことを紹介したいと思います。

 

1、事故に合いやすい・生活が不安定

ADHDを持つ子どもや大人の調査結果が紹介されていました。

例えば、

・事故を起こしやすい

 交通事故に合いやく、AT車の方が多いと書かれていました。

 また、労災事故に関しては2倍ほど多くなるようです。

 どちらもアメリカのデータですので、日本にそのまま適用するのは、

 少し考えなければいけないと思いますが…

・退学、離職、離婚が多い

 どの分野でも多くなるという結果が示されていました。

多動性の部分は、年齢とともに落ち着いてくると言われていますが、

他の研究データでは、

2割がなくなり、6割が少し残り、2割が強く残る

とも言われています。

これまた話合いの材料になるのではないでしょうか。

 

2、音楽を聞く理由

雑音が気になり、音楽を聞くことで

気が散ってしまうことを防いでいるようです。

イヤホンで聴けると良いとも書かれていました。

 

読んでみての一番の感想はやはり、将来の姿かなと思いました。

実際にデータで示されると、納得がいくものです。

ではでは~

発達障害の子どもの関わり方(薬物療法や関わり方について)~「おとなの軽度発達障害」を読んで~

皆さん、おはようございます。

夏休み明け前ですが、コロナウイルスの感染が広がっています。

新学期は始まるのかという所ですが、考えてもしょうがないので、

自分にできる範囲で準備を進めているところです。

そんな準備の中で、やっと読みました。

たくさん図書館から借りていた積み本。

切羽詰まると人間はやはり行動を起こしますねw

 

さて、今回、紹介する本はこちら。

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「おとなの軽度発達障害」(出典元 amazonより)

数冊、読みましたが、新しく知った知識が多くありましたので紹介したいと思います。

 

1、脳内の幸福物質「オキシトシン」が薬となり、臨床試験

発達障害には、様々な薬がありますが、

新しい薬の成分として期待されているのが、「オキシトシン」という脳内物質です。

何度か、このブログでも紹介しましたが、

この「オキシトシン」は、良好な人間関係の中で分泌される物質です。

例えば、赤ちゃんを抱っこしたり、「ありがとう」と言葉をかけたあったり、

誰かに親切したり、植物や動物を育てたり等、様々な生活場面で分泌されます。

薬として期待されており、臨床試験にもいく位の素晴らしい物質。

ならば、日常生活でも意識して出し続けようと考えることはできないでしょうか。

脳内のネットワークの繋がりがイマイチなのではと言われている発達障害

薬の服用は保護者の判断ですので、大きく介入することはできませんが、

子どもとの関わり方は、こちらが変えることができます。

オキシトシンが出るような声掛けや関わり、学習活動をたくさん組みたいものです。

 

2、無視の仕方

無視の仕方の例が書かれていました。

面白かったので載せておきます。

1、良くない行動が出れば即座に無視

2、態度で示す(反応しない等)

3、別の行動で周囲は自分自身の感情をコントロールする。

4、良い行動に戻れば、即座に褒める(もしくは話かける)

急に行うとバランスが崩れて、相手が怒るかもしれないので、

少しづつ取り入れたいと思います。

褒めるのが難しければ、話しかけるということでも良いかもしれません。

意識したいものです。

 

3、薬の値段や効果について

本書によりますと、薬の値段が高いようです。

ある薬では、最大量を1か月間使うと1万5千円にもなるようです。

自治体によっては、子どもの医療費が無料のところもありますが、

発達障害の薬にも適用されるのかは分かりません。

3割負担で1万5千円ですので、金銭的な理由で難しい時もあるかもしれません。

大人になれば「自立支援医療制度」なるものがあり、適用されれば、

精神科にかかった時の医療費が3割負担から1割負担になると書かれていました。

 

という感じに実りが多い本だったと思います。

特に、オキシトシンを用いた薬が臨床試験の段階に進んでいることは、

非常にうれしい情報でした。

何かの時に話すことができればなと思います。

ではでは~

発達障がいのやや専門書を読んでみた~発達障害の基礎知識~

皆さん、おはようございます。

八月も後半です。

あと少しで夏休みも終わってしまいます。

やや焦りを感じたところで、今まで積み本になっていた

発達障害の本を数冊読んでみました。

それぞれの本で気になったことを紹介します。

 

今回、紹介する本はこちら。

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発達障害の基礎知識」(出典 amazonより)

なかなか骨太です。

気合が入らずにパラパラ読みになっていますが、お気になさらず。

 

1、一貫した対応を取る。

その都度、対応を変えるのではなく、毎回、同じ対応をとるようにと

書かれていました。

人間ですので、なかなか難しいですが、これもトレーニングかもしれません。

いくつか本を読んでみて、向き合うのは特別支援学級の子どもではなく、

自分の心や考え方、行動なのかもしれません。

問題行動にどう向き合うのか、

認知行動療法ではありませんが、ネガティブな側面ではなく、

多面的に物事を捉えることで少し良い方向にいくのではないかと思っています。

まずは、自分が変わる

というか自分が一番変えやすいですよねと思っている今日この頃です。

 

2、将来的に支援学校も進学先に検討する。

支援学校の先生に話をする機会がありました。

すると、「高等部(一言で高校です。)からの入学が多い」という話を聞きました。

中学校までは、近くの学校の支援学級に在籍し、高校からは支援学校という進路です。

もできます。

近くの中学校に進学すると決まっていても、

ちょっと覗いてみませんか、見学しませんかと

小学校段階から提案でもできるかなと思います。

学校側としては現時点、現在の法律でできるのはここまでです。

あとは、保護者の判断です。

という風に自分自身にできることとできないことを分けると良いかなと思います。

 

骨太ですが、学ぶものもたくさんある印象です。

気になった方は読んでみてはどうでしょうか。

ではでは~

注意欠陥の傾向が強い発達障がいの対策について~「発達障害サバイバルガイド」を読んで~

おはようございます。

少しずつ忙しくなっており、ブログの更新が止まっている今日この頃です。

しょうがないですね。

さて、今日、紹介する本はこちら。

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発達障害サバイバルガイド」(出典 amazonより)

ちょっと前のブログでも紹介し、今回、一通り読んでみました。

感想は、どちらかというと注意欠陥の傾向が強い発達障がいの方向けの対策かと

思いました。

道具を駆使ししたり、考え方を柔軟にしたりしながら

効率よく過ごすことを目的にしているかなと思っています。

読みながら、自分にも当てはまるやんと感じながら読んでいました。

いつも通り、気になったことを紹介します。

 

1、物に投資しよう

私たちの日々の生活を豊かにするものはたくさんあります。

著者は、本書で様々な物にお金を投資し、生活を楽にしようと書いていました。

例えば、自分が気になったところでは

食洗器、仕事用のイス等が挙げられていました。

私も賃貸ですが、クーラーをもう一つ導入しました。

快適です。そんな気持ちを大切にしましょうという感じでしょうか。

 

2、娯楽の選び方

楽しむためには、ある程度、時間をかけないと楽しくないものもあります。

楽器やスポーツは、それらの部類に入るかなと思います。

数年ほど時間をかけて、

やっと楽譜が読めたり、試合で気持ちのよいプレイができるものです。

全てではないかもしれませんし、

好奇心が上回り、練習がすごく楽しいものもあるかもしれません。

そんな娯楽に出会えればこれ幸いですが、中々、見つからない人もいるでしょう。

「時間がかかる」というのを頭の片隅に置いておけば、

「なんか楽しくない」というちょっとした悩みも消えるかと思いました。

私の場合は、最近は読書かなと思っています。

はまったらよく本を読みますが、調べてみると楽しんで読書をしていることも

良い娯楽なのかなと思っています。

一説では、読書や勉強は最強の趣味という人もいるようです。

まあ、読書だけしていたら飽きたり、むなしくなったりするので、

これまたバランスかなと思っています。

 

という感じで、最初に述べました通り、

注意欠陥の傾向が強い発達障がい向けの本かなと思います。

個人的には、もう少し別の内容を期待しておりましたが、

これはこれで面白かった印象です。

どっちかと言うと発達障がいの子どもよりも

自分自身に向けての方が強かった印象です。

ではでは~

発達障がいに関する治療について~「マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド」を読んで~

皆さん、おはようございます。

雨が日本全国で振り続いており、被害が発生しております。

また、コロナも過去最多更新というニュースが…

テレビニュースはこれ見よがしに放送に頑張っています。

ステイホームのため、ふとテレビを見るとネガティブニュースで心がやられそうです。

よい距離感で接したいものです。

オリンピック期間中は、選手の明るいニュースで賑やかになっていたので、

その反動なのかもしれません。

 

さて、今日、紹介する本はこちら。

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「マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド」(出典元 amazonより)

前回、言った通り大人のADHDの面から2学期の作戦を立てようと思いながら

読書を進めています。

いくつか紹介したいと思います。

 

1、全般的に現代は情報過多なのかもしれない。

スマホのスケジュール管理等、様々なツールを駆使しながら

私たちは生活しています。

著者はその中で、現代はどうしても生きにくい世の中になっていると述べていました。

だから何なのかというところですが、少し腑に落ちたので書きました。

 

2、ADHDは遺伝する場合がある

実際に調査が進んでいます。

本の中に書いていたことは、

・親や兄弟がADHDの場合、発生頻度が上昇する

・一卵性双生児(一言で言うと双子です。)の一人がADHDを発症すると、

 もう一人の発症確率は11~18倍になる。

上昇するだけですので、絶対になる訳ではないようです。

また、子どものADHDの治療に付き合っていると、

「自分もそうではないか」と思い、気付くこともあるのだとか。

 

3、危険な行為を好む

好奇心や新しい刺激を求めて、危険な行為を好む場合があるそうです。

危険な行為とは

自動車事故・薬物使用・自傷行為・危険なスポーツ等が挙げられていました。

脳の前頭前野の働きが弱いため、

理性より衝動性が優勢になってしまうようです。

前頭前野の働きを強くしたり、

コントロールできるような脳内物質が少しでも出るようにしたいものです。

そのために、少し考えているのが、樺沢紫苑さんの本で出てきた

セロトニンオキシトシンドーパミンです。

日光をたくさん浴びたり、「ありがとう」とたくさん伝えたりすることで、

ほんの少しでも落ち着くことができればなと考えています。

 

3、服薬する薬について

どんな薬が治療に使われるかご存知でしょうか。

私も正確には把握しておりませんが、

いくつかの薬は、継続的な服薬が求められています。

服薬後、数日経過した後に、効果ができます。

服薬をすると、衝動的な行動にはセーブがかかりやすくなるようです。

本の中では、70~80%の効果が認められているようです。

よく学校現場で聴くのが、服薬が続いていないということです。

また、たまに飲むことを忘れているということです。

やはり保護者の方にしっかりとお願いしたいところかなと思います。

 

4、いくつかの治療方法

本の中ではいくつか治療法が紹介されていました。

薬物療法

・環境変容法

ソーシャルスキルレーニン

・行動療法

認知行動療法

内容を読むとどれもやっているなーという感じです。

とここまで読んで思うことは、やはり近道はないということです。

特効薬はなく、地道な方法でしか進めないのかもしれません。

夏休みがもう少しあるので、調べ続けたいと思います。

ではでは~

円滑なコミュニケーションの取り方とは(その他の気になったこと)~「アウトプット大全」を読んで~

おはようございます。

昨日、更新ができなかったので、今日は多めの更新です。

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「アウトプット大全」(出典 amazonより)

さて、「アウトプット大全」について数回、ブログを書いてきました。

円滑なコミュニケーションの取り方については前回までで主に書いたので、

その他に、気になったことを書きたいと思います。

 

1、議論は最初に意見を言う

仕事をしていると何かの話をする場面に出くわすと思います。

そんな時に、少し心がけてほしいのは、「最初に意見を言う」だそうです。

最初の発言が最終的な結論に大きな影響を及ぼすことがわかっているそうです。

自分の意見を通したい時には、

まず最初に発言することが大切になってくるようです。

 

2、褒め方に工夫を

誰しもが持っている承認欲求。

この承認欲求を満たすような褒め方があるとのこと。

それは、他の人や組織への貢献があるような褒め方です。

「○○さんがありがとうと伝えていたよ」

「学校にとってとても助かった」等の言葉です。

具体的に褒めるのも大切とのこと。

成功までの過程や努力を強調しながら伝えることは、

思い上がりを防ぐことに繋がるのだとか。

意識したいものです。

 

3、書くことが大切

何かを書くと脳が刺激されます。

それだけで記憶力やら学習能力が上昇するとのこと。

また、タイピングよりも手書きの方が

成績・記憶力・アイデア発想の面で有利に働くとのこと。

落書きも記憶力の定着に一役買ってくれます。

また、悲しいことやイライラしていることを書くと

頭の中が整理され、対処法が分かったり、深く考えすぎたりするのを

防いでくれるそうです。

きついことを「きつい」と言葉で表現することで、心が楽になります。

私も最近、人間関係でイライラしていたので、

思いのままに書きまくると、ちょっと視界が広がって、

いまではだいぶ楽になました。

多面的・客観的に自分の心を見ることができたと思います。

本当に見つめるところは、自分の心や考え方だなと改めて思いました。

まじめかw

 

4、ファーストチェス理論

最初に決断した内容は、熟考しても変わらないというもの。

チェスの試合で、実際に検証され、86%の確率で

最初の一手と30分考えた一手が一緒だったようです。

直観というものは、中々のいいもののようです。

条件付きで、十分な経験がある場合に限るとのことですが。

 

5、ハインリッヒの法則

大きなミスをする時には、何か前触れがあるとのことです。

実際の工場で調べると、

300件の些細なミス、29件の軽微な事故、1件の重大事故

統計で調べると出てきたのだとか。

些細なミスが続く時には、よく休み、ミスを減らしていきたいものです。

 

他にも興味深いことがたくさん書かれていますが、

今回はここまでです。

ブログに書くことで少しは記憶に残ったかと思っています。

アウトプットしてますね。

また、アウトプットしているので、記憶に残りやすいという

プラシーボ効果の影響もあるかもしれません。

心理学や脳科学、とても楽しいです。

ではでは~

円滑なコミュニケーションの取り方とは②~「アウトプット大全」を読んで~

皆さん、おはようございます。

雨がすごいですね。

九州の方では、大雨が大変なことになっています。

夏休みの間に、台風以外がこんなに降るのかと不思議な気持ちです。

大きな災害にならなければ良いのですが。

 

さて、前回、話した通り、今回のテーマも

円滑なコミュニケーションの取り方です。

本の写真を貼っておきます。

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「アウトプット大全」(出典 amazonより)

久々に樺沢紫苑さの本を読み返してします。

昨年、一気読みした時とは、また気付きが違って面白いです。

ブログに書こうと思いながら読んでいるからかもしれません。

では、書いていきます。

 

1、素直に謝ってみてもよいのかも

素直に謝る場面もありますが、

社会に出ると理不尽もたくさんあるのではないでしょうか。

そんな時、謝るのが正解なのか、ふと迷うことがあります。

まあ、結局は納得がいかない中でも、

その後のことを考えて、謝ることが多いのですが…

そんな謝っている人に朗報です。

どんな状況であれ、謝っている方が周囲からの評価は高くなるようです。

いつぞやの先輩に「とりあえず謝っとけ」という言葉を

かけられたことを覚えています。

実際に、実験を行い、謝った方が評価が高い結果を得ることができています。

納得いかないこともよくありますが、取りあえず謝るは正解の一つかもしれません。

 

2、雑談を頻繁に

聞いたことがあるかもしれませんが、

心理学の有名な法則に「単純接触効果(ザイオンス効果)」なるものがあります。

頻繁に会う人ほど、親密があがるこの法則。

視界に入るだけでも良いし、できれば、

本当に簡単な雑談を心掛けると良いかもしれません。

そのためには、様々な分野の情報を仕入れておく必要があるかもしれませんが…

アイドル、ゲーム、アニメ、音楽、映画、スポーツ等、

子どもの数が多いければ多いほど、話題の数は増えていくものです。

自分の興味のある範囲内で、会話を楽しみたいものです。

 

3、魔法の言葉「ありがとう」

「ありがとう」は本当の魔法の言葉のようです。

感謝する際には、オキシトシンをはじめ、

様々な幸福に関する脳内物質が出るようです。

そんな脳内物質たちのおかがでしょうか、例えば、感謝する人は

・人間関係がうまくいく

・幸福度が25パーセント上昇

・約9年長生きする

・病気の回復が早い、病気になりにくい

・免疫力上昇

・痛みの軽減

という素晴らしい効果があると研究の結果、証明されているようです。

これは、感謝をした人に得られる効果ですので、

自分からどんどん実行することができます。

日々の家庭や職場等、生活の中で、積極的に

「ありがとう」と伝えたいものです。

 

書いていたらまたもや長くなってしまいました。

これまた次回に持ち越しのようです。

皆さんの助けになればこれ幸いです。

ではでは~