書評「嫌われる勇気」~多くの人がアドラー心理学で生きやすくなるのではないかと思う~

皆さん、おはようございます。

小学校の卒業式も終わり、学年度末を向けております。

仕事では、修了式や異動もあり、プライベートでは、子どもの宮参りも控えている今日、この頃です。

 

さて、今日のテーマは、アドラー心理学です。

何年か前にベストセラーになった「嫌われる勇気」

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昨年、初めて読み、そこからアドラー心理学の漫画、認知行動療法の本等をさらに読み込み、その考えを少し取り入れながら生活している私が実感していることを書きます。

 

約10年前の大学生に、教育学部の関係で学習した色々な心理学のお偉いさんたち。

マズローさんとかが有名でしょうか。

そこでは、なかなかお目にかからなかったアルフレッドアドラーさん。

そのアドラーさんが考えた心理学です。

なんか心理学と聞くと、スピリチュアルな部分もあるのではと考えがちですが、人間の心を科学的に調べる学問だそうです。(誰かが言っていました。)

本を読みながら、当時や今までに非常に悩んでいた部分がかなり改善されたと思っています。いくつか紹介します。

 

①課題の分離

とにかく、この考えが最初に刺さりました。誰の課題なのか、どこからが自分の範囲で制御できるのか等、今でも人間関係等で悩むときに、意識しているところです。当時の自分を例を紹介していきます。

 

1、現状の説明

職場の世間話で、家や仕事で頑張ってますオーラ全開の人がおり、職場で毎回「今日は、~を作らないといけない」「仕事をするために睡眠時間を削った」と承認欲求強めかつ、ネガティブ発言多めのAさんがいました。

 

2、今までの私

その話を聞くだけでイライラ。こっちも仕事や家庭もあり、快適に仕事がしたいのにと悪循環の中にいました。何か言っても、改善されることはなく、すごいストレスフルな状態でした。

 

3、アドラー心理学実践後

課題の分離を一言で言うと、

自分と他人の境界線を分ける。

他人を変えることはできない。

変えることができるのは自分だけ。

(間違っていたらごめんなさい、自分なりの解釈です。)

ということで、ネガティブ発言、承認欲求強めのAさんを変えることはできないけど、私自身の受け止め方や捉え方を変えようと思いました。

 

①距離を置く。

 今年度は、仕事の範囲で距離も取れるようになりました。それでも関わりを0にすることはできません。仕事の話だけを超短く。相手が少し遠くでネガティブ発言や承認欲求して話をし始めたときには、トイレに行ったり、他の場所で仕事をしたりしました。かなり良かったと思います。

 

②捉え方を変える。

 認知行動療法に関わりますが、Aさんのことを考えるだけで無駄であるし、それ以外のことに目を向けている方が良いと考えるようになりました。また、Aさんの負の側面(ネガティブ発言や承認欲求して話などを通して、周りの信頼を失うこと)を考えると少しずつ心が落ち着いてきました。Aさん以外にも、いつもよりイライラしている人や接し方が荒くなっている人に対しても、自分が原因ではなくて、それ以外のこと(例えば、夫婦ケンカをしてきたから不機嫌など)も多くあると思うようになりました。

 

このほかにも認知のゆがみに気付きながら、日々生活しているところです。

今後、紹介できたらいいかなと思っています。詳しく知りたい方は、「嫌われる勇気」やアドラー心理学の漫画を読んでみてはどうでしょうか。「嫌われる勇気」より漫画の方が読みやすく分かり易かったですが、人それぞれだと思います。

 

自分自身、人の顔色をよく伺ってしまい、生きにくいことも今までによくあったので、私はこれくらい他人のことを考えすぎず、自分を大切にしていきたいと思っています。今、流行りの言葉で言うなら、HSP(繊細さんや敏感さん)でしょうか。

 

一方で、この考えが全員におすすめするわけではないですが…

(例えば、図々しい人がさらに他人を考えず、自分を大切にする等)

 

アドラー心理学を通して、みんなが幸せになればいいなと思っています。教室の子どもたちにも伝えていけたらなと思っています。

(伝えることはできるが、子どもたちが実践するかは別ですね、これぞ課題の分離w)

難しすぎて、そこは技術が必要ですが。

それでは、よい週末を♪