特別支援学級の子どもとの関わり方~心の中のCDプレイヤーについて~

みなさん、こんにちは。

5月も中旬です。

私が担当する特別支援学級も賑やかになっております。

さて、今日は「心の中のCDプレイヤー」についてです。

ADHDにについて書かれている本を読んでいる時に出てきました。

読んだ本はこちらです。

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ADHD のび太ジャイアン症候群」著 司馬理英子(出典元 amazonより)

「心の中のCDプレイヤー」

なんのこっちゃという話題ですが、

ADHDアスペルガー等の障がいの特性の一つと言われています。

一言で言うと、

嫌な言葉や感情が何度も脳内で繰り返されるというものです。

一般的には、時間が経過すれば嫌なことがある程度が忘れてしまいます。

しかし、障がいを持った方は、そうではありません。

誰かに言われた

「産まれてこなければよかったのに」

「出ていきなさい」等、

ネガティブな言葉が脳内に残り続けるとのことでした。

そのため、いつも不安になってしまい、ついつい

問題行動を起こしてしまうのではないかと思っています。

こんな障がいの特徴がある方に対しては

ポジティブな言葉をたくさんかけ続けると良いとも書かれていました。

例えば

「できたね」

「楽しいね」

「ありがとう」

「嬉しいよ」

等でしょうか。

そうすると、ネガティブな言葉が少しづつ上書きされるようです。

ネガティブな言葉が繰り返されるというのは、うつ病と似ていると感じました。

よく言われる、考えや記憶を何度も思い出す「反芻」です。

「反芻思考」に対してもポジティブな言葉や良い記憶に目を向けることで

改善されると聞いたことがあります。

最近、障がいのある方も同じ人間だよなとつくづく思います。

私たちも不安は感じます。

障がいのある方は、私よりも少し不安を感じやすいというイメージです。

 

知識や理論が少しでもわかれば対応が変わってきます。

私であれば、今までもできるだけ多くの褒め言葉を子どもたちにかけてきました。

褒めすぎではないかと考えるときもありましたが、

今回の内容が私の実践を裏付ける良い根拠になった気がします。

今までよりもちょっと自信をもって声掛けができそうですね。

 

また、特別支援学級の担任は知っていても、

案外、他の先生方は知らないことが多いです。

これも本に書いていましたが、周りの先生方への情報共有も大切かなと思っています。

他の書籍では、特別支援学級通信なるものを職員室で配布していました。

私には、そんな文章を書く元気が今はないので、

職員会議の場で、口頭で伝えることができればなと思っています。

今後の支援を要する子どもが増えていくことが考えられますので、

他の先生方の学びにも繋がるのではないかと思っています。

正解は何か分かりませんが、自分のできることを精一杯していきたいですね。

それではまたまた~